更新日:2024年7月14日
「NISA口座はどこがいいのかわからない」「NISA口座は銀行と証券会社がどっちがいいのか知りたい」と迷っている方に向けて、この記事では新NISAを始めるのにおすすめな証券会社7社をランキング形式で比較しています。
銀行や店舗型の証券会社よりも手数料が安いネット証券に絞って比較しているので、自分にぴったりな口座を見つけやすいでしょう。
記事後半ではネット証券でのNISAの始め方も紹介しています。
NISA口座おすすめ比較ランキング!
SBI証券
-
成長投資枠 手数料 無料 投資信託銘柄数 2,589 IPO投資 ○ ポイント投資 ○ つみたて投資枠 使えるポイント Vポイント/Tポイント/Pontaポイント 貯まるポイント Vポイント/Tポイント/Pontaポイント/dポイント/JALのマイル クレカ積立還元率 0.5%~5.0% 投信残高ポイント還元率 最大0.25% 最低積立金額 100円 銘柄数 218
SBI証券のおすすめポイント
顧客満足度も口座数もNo.1
顧客満足度の高さと口座開設数の多さで、他のネット証券から一歩抜きんでているのがSBI証券だ。
国内株式の取引手数料も無料と、NISA取引で重要なポイントをしっかりと押さえているのも心強い。
■証券会社の口座数
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | |
---|---|---|---|
口座数 | 約1,100万口座 | 約1,000万口座 | 約225万口座 |
海外株式取り扱いもNo.1
国内株式だけでなく外国株式でも、ネット証券最多の9カ国という豊富なラインナップで投資家のニーズに応えてくれるだろう。国内株式だけでなく、海外ETFの買付手数料も完全無料化されているのが嬉しい。
■外国銘柄取扱数
手数料 | 投資信託 | 外国株 | IPO(2022年) |
---|---|---|---|
0円 | 2,602本 | 9カ国 | 89社 |
投資でポイントが貯まりやすい
SBI証券では投資信託の保有残高に応じて0.1~0.2%のTポイントを付与している。他の証券会社ではポイントが貯まらない場合も多く、他社と比較しても高還元率である。
SBI証券のデメリット
IPOの当選確率が高くない
IPOの取扱い銘柄数が多い(2022年 89社)ものの、逆に多くの投資家がSBI証券で申し込みをするため当選確率が高くないという点もデメリットの一つです。
しかし、IPOで当選するためには複数の証券会社から申し込みをするのが基本路線です。SBI証券でも申し込み、他の証券会社での申し込みも行うと良いでしょう。
NISA口座で、投資信託を合計10万円以上+国内株式または外国株式を購入した方(金額はいくらでもOK)の中から、抽選で1,000名に3,000円をプレゼント!
※キャンペーン期間:〜2024/2/29(要エントリー)
SBI証券の口コミ・評判
40代 | 男性
★★★★☆
SBI証券はネット証券としては知名度も高く、利用している方も多いので安心して利用できると思って投資信託や株を購入する際、便利だと思い始めました。NISA制度が始めて導入される前からSBI証券を利用していてお世話になっていて、投資信託の本数も多く、他の証券会社と比較してコストパフォーマンスにも満足しているので一般NISAもSBI証券で始めました。
40代 | 男性
★★★★☆
良かった点としては月額100円から積立ができることで、資金が少ない場合や投資が初心者でリスクを抑えたい場合に活用でき、積立投資額を増額することもできるためライフプランや投資経験に合わせて活用もすることができること。また投信マイレージを貯めることができることやクレジットカードでの積立でお得に投資ができるので大変便利であることです。
30代 | 男性
★★☆☆☆
SBI証券自体の口座開設者数が多いことから、当然IPO抽選のライバルとなりうる相手も多いと思われ、当選の確率はかなり低いように感じます。また、自分の保有する資金に合わせて、IPOの購入株数を決定できることから、資金の多寡が当選を大きく左右し、少額で抽選に参加する人にとっては、当選のハードルが高い印象です。
楽天証券
-
成長投資枠 手数料 無料 投資信託銘柄数 2,568 IPO投資 ○ ポイント投資 ○ つみたて投資枠 使えるポイント 楽天ポイント 貯まるポイント 楽天ポイント クレカ積立還元率 0.5%~1.0% 投信残高ポイント還元率 最大0.053% 最低積立金額 100円 銘柄数 213
楽天証券のおすすめポイント
投資信託に強い
楽天証券では国内投資信託だけでなく、海外上場投資信託の買付手数料も無料、また手数料不要のノーロード投資信託も1000本以上揃え、可能な限り無駄な出費を抑えた取引ができるだろう。
情報力とツールも強み
まず、マーケット情報を得ることが可能で、日本経済新聞社が提供するビジネスデータサービス「日経テレコン楽天証券版」が利用できる。
また、スマートフォン用では「iSPEED」というアプリで取引が可能で、PC版では高機能取引ツール「マーケットスピード」で自分の理想な取引を展開できる。
楽天ポイントが使えて貯まる
楽天証券では、国内株式や投資信託の購入に楽天ポイントを使うことができる。普段の買い物などで貯まった楽天ポイントも使うことができるのは、楽天ユーザーには嬉しいポイントだ。
また、投資信託の積立を楽天カードで決済に設定すると、100円の買付に対して1ポイントが貯まる。
つまり、新規口座開設はもちろん、普段の投資でも各種キャンペーンを利用すれば楽天ポイントを貯めることができる。
楽天証券のデメリット
クレカ積立の還元率がSBIに劣る
楽天証券の積立NISAをクレジットカード決済すると、楽天の一般カードで0.5%還元されます。ゴールドカード以上になると還元率は上がるものの、SBI証券には劣ります。(楽天証券は最大1.0%、SBI証券は最大5.0%)
楽天証券で口座開設を行い、条件を達成すると抽選で総額500万ポイント!
①期間内にNISA口座申込を完了
②期間内にNISA口座開設完了
※キャンペーン申し込み期間:2024年7月1日(月)~2024年8月30日(金)(要エントリー)
楽天証券の口コミ・評判
50代 | 女性
★★★★☆
楽天証券でNISAを開設すれば、楽天ポイントがつくし、楽天のさまざまなサービスが利用できて便利だったので楽天証券に決めました。もともと楽天銀行の口座をもっていたので、ふたつを併用することで資金の出し入れがスムーズに行えるのも便利だからです。また、楽天銀行がメインで使っている証券会社だったので、管理がしやすいという利点もありました。
20代 | 男性
★★★★☆
楽天市場や楽天モバイルなど、楽天のサービスを今まで多く使っていました。楽天領域に利用サービスを統一させたかったことと、楽天カードなどを使うことでポイントの還元がさらにお得になるとのことで、積立NISAを始めました。別の証券会社という選択肢もあったのですが、楽天は長く使っているサービスで安心できるので利用をしています。
20代 | 女性
★★★★★
将来の資金のために投資信託をしようと思い、いろいろ調べていました。大手銀行よりネット証券が手数料が安くて良いということで、ネット証券で始めるところを探していました。調べると、つみたてNISAの口座を楽天証券で始めると1000ポイントもらえるというキャンペーンをやっていたので、楽天証券で口座開設をしました。
40代 | 女性
★★★★☆
商品数が多いので選択肢が豊富なこと、楽天のサービスと連携するとポイントの倍率が上がり特典を受けられること、楽天銀行とのデータを連携できてわかりやすいこと、それぞれの商品の推移グラフや情報が見やすいこと、携帯アプリとも連携していてとても使いやすいこと、投資未経験者でもサポートが充実していて利用しやすいことなどです。
マネックス証券
-
成長投資枠 手数料 無料 投資信託銘柄数 1,755 IPO投資 ○ ポイント投資 ○ つみたて投資枠 使えるポイント マネックスポイント 貯まるポイント マネックスポイント クレカ積立還元率 1.1% 投信残高ポイント還元率 最大0.08% 最低積立金額 100円 銘柄数 217
マネックス証券のおすすめポイント
米国株に投資したいならここ
NISA口座の全買付手数料無料の「マネックス証券」は、NISAをはじめて利用する人にも口座を乗り換える人にもおすすめできるネット証券会社だ。まず国内証券ではトップクラスの4900本以上の米国株式を取り扱っている。
また、アップルやグーグル、フェイスブックなど注目の米国株の取引も、キャッシュバック制度を利用すれば実質手数料無料、売却時は5米ドル~と圧倒的な安さだ。配当金再投資サービス」を利用すれば、保有銘柄からの配当金を使って同じ銘柄に自動で再投資がNISA口座でも可能。
IPOの取扱実績も強み
米国や中国など外国株式の取り扱いが豊富なほか、高確率で値上がりするIPO銘柄の取り扱いが多い点も強みだ。2022年は61社を取り扱った。
さらに、取引数量に関わらずIPO抽選権が1口座に1つ付与される「完全平等抽選方式」を採用していることも、取引規模が少ない投資家にはうれしい。
投資情報が充実
日本にいると、日本の株式市場、経済情報は多く入ってくるものの外国株式情報などはアンテナを張らない限り入ってきづらいだろう。
しかし、米国株、中国株に特化したマネックス証券ではマーケット情報メディア「マネクリ」で投資に必要な知識を存分に得ることができる。専門家のレポートが充実しており、投資入門者から経験者まで満足できる内容となっている。
新規でマネックス証券に口座開設する方に向けて、クイズに正解しdポイントクラブに登録するだけでもれなく2,000ポイント(NISA口座も開設で4,000ポイント)がもらえる!
詳細は以下のページをクリックして確認できます。
※キャンペーン申し込み期間:~2024/3/31まで
マネックス証券の口コミ・評判
30代 | 女性
★★★☆☆
クレジットカードでカード積立が使えて、還元率もかなり良かったので、そうしました。楽天証券やSBI証券とも正直、どれにしようかをかなり悩みました。楽天証券はポイントも貯まり、使い方が非常に分かり安いです。SBI証券は、使い方が全く不明です。どこに何があるのやら。特に外貨の送金はたいへんです。なので、マネックスにしました。
60代 | 女性
★★★☆☆
自分で選べる投資信託の種類が多くて、手数料も安いからです。つみたてNISAは毎月一定額を積み立てて、非課税で運用できる制度です。マネックス証券では、約200本の投資信託から自分の目的やリスクに合わせて選べます。また、積立額は1000円から可能で、手数料は無料か0.11%と低いです。私は長期的に資産形成をしたいので、つみたてNISAはとても魅力的だと思います。
松井証券
-
成長投資枠 手数料 無料 投資信託銘柄数 1,820 IPO投資 ○ ポイント投資 ○ つみたて投資枠 使えるポイント 松井証券ポイント 貯まるポイント 松井証券ポイント クレカ積立還元率 - 投信残高ポイント還元率 最大1.0% 最低積立金額 100円 銘柄数 221
松井証券のおすすめポイント
老舗のネット証券
日本で最初にネットによる本格的な株式取引を実現した松井証券は、100年以上続く歴史と安定が強みのネット証券会社だ。株主優待名人の桐谷さんが利用している証券会社としても知られている、おすすめの証券会社だ。
NISA口座の売買手数料がずっと無料
買付時も売却時も株式取引手数料が永久的に無料であるのが、松井証券ならではの魅力である。特筆すべきは、国内株式だけでなく上場投資信託や不動産投資信託などにおける手数料も無料という点だ。
NISAに限らず取引を長く続けたい人向けのメリットが多いといえるだろう。
投資情報ツールもおすすめ
株主優待情報から銘柄を絞り込める「QUICKリサーチネット」など様々な投資情報ツールを無料で提供している。
スマホ向けには「株アプリ」があり、シンプルな画面で操作しやすく情報収集から取引まで簡潔に行えるため、初心者でも安心して投資を始めることができるのも松井証券のおすすめポイントだ。
安心のお客様サポート!
松井証券はサポートが手厚いことでも有名な証券会社だ。そんな松井証券の顧客サポートはHDI-Japan主催の「証券会社における問い合わせ窓口格付け」において、最高評価の「三つ星」を10年連続で獲得するほどだ。
口座開設をしたものの何から始めれば良いかわからない、ツールの使い方が難しそう。そんな時でも電話で対応してくれるので、気軽に聞いてみた方が良いだろう。このサポートの充実も100年以上続く老舗証券会社ならではでしょう。
松井証券にて口座を開設し投資信託を月3万円購入+日本株・米国株の買付を月に1回以上行うと月間最大2,000ポイント、期間中(3ヶ月で)最大6,000ポイントをプレゼント!
※キャンペーン期間:~2024/3/29(要エントリー)
松井証券の口コミ・評判
30代 | 男性
★★★★★
株の手数料がシンプルに安いことがメリットです。取引を何回も繰り返すデイトレに非常に向いていると思います。また、ここ最近FXの口座も開設しましたが、こちらとやはりスプレッドは狭くて、主要通貨ペアを取引する際に利用しています。とにかくデイトレは取引を繰り返すため、手数料負けしないような証券会社は素晴らしいと感じています。
40代 | 男性
★★★★★
スプレッドが小さく、少額から取引ができるので初心者でも少しずつ慣れながら始めることができる。投資にまつわる情報はもちろん、マヂカルラブリーが登場する投資学習動画を閲覧することができ、この点も含め初心者に非常に親切なコンテンツが用意されていると感じる。また、WEBツールでは常に総資産、評価損益を確認できる点もメリットである。
auカブコム証券
-
成長投資枠 手数料 無料 投資信託銘柄数 1,746 IPO投資 ○ ポイント投資 ○ つみたて投資枠 使えるポイント Pontaポイント 貯まるポイント Pontaポイント クレカ積立還元率 1.0% 投信残高ポイント還元率 最大0.24% 最低積立金額 100円 銘柄数 217
auカブコム証券のおすすめポイント
NISAでの少額投資に対応
国内株式の買付時手数料が無料の「auカブコム証券」も、魅力の多いネット証券会社の一つである。1株から購入できる「プチ株」もNISA口座で取り扱いが可能で、非課税枠の120万円満額まで使わなくとも低資金で手軽に株式取引をはじめられるのも特徴的だ。
サービスには定評あり
auカブコム証券では電話による相談の受付や、株主優待に関する情報提供なども対応しており、顧客目線のきめ細かいサービスが好評となっている。
auカブコム証券でNISA口座を開設し、投資信託の取引を行った方に最大5,000Pontaポイントプレゼント!
【条件】
①キャンペーンエントリー→②au
IDの登録→③NISA口座開設
投資信託の買付額によってキャッシュバック額が異なります。
※キャンペーン期間:~2024/2/29(要エントリー)
auカブコム証券の口コミ・評判
60代 | 男性
★★☆☆☆
auカブコム証券の一般NISAは、auユーザーにとってお得な制度です。一般NISAとは、非課税枠内で株式や投資信託などを購入できる制度で、auカブコム証券では、auスマートパスプレミアム会員なら、一般NISA口座の開設手数料や年間管理手数料が無料になります。また、auカブコム証券の一般NISA口座では、投資信託の取扱い数が約1,000本と豊富で、初心者でも自分に合った商品を選べます。さらに、auカブコム証券のアプリからも一般NISA口座の操作ができるので、いつでもどこでも便利に投資できます。
auカブコム好きさん 50代 女性
★★★☆☆
携帯がauで、株を持っていると割引があること。信用取引をしていると、手数料が無料になります。現物取引と信用取引は、1日定額手数料を、選択すると百万円まで無料になります。他にワンショット手数料は、ひと注文の約定金額が、決まります。自分で計算しなくてもいいですし、私の場合、いつでも無料になってます。、安心して取引ができてます。口座の入出金手数料も無料です。
SMBC日興証券
-
成長投資枠 手数料(国内株式) 137円~2,200円 投資信託銘柄数 528 IPO投資 ○ ポイント投資 ○ つみたて投資枠 使えるポイント dポイント 貯まるポイント dポイント クレカ積立還元率 - 投信残高ポイント還元率 0.03%
1万円ごとに3ポイント最低積立金額 1,000円 銘柄数 143
SMBC日興証券のおすすめポイント
1株から株を買える
何と言っても最大の魅力はSMBC日興証券独自の「キンカブ」サービスだろう。
「キンカブ」とは株価に関わらず、100円以上100円単位で株式を購入できるサービスだ。東証一部・二部からマザーズ、JASDAQに上場する株式、ETF,REITから選定された約3809の銘柄が対象銘柄となっている。このキンカブがNISA口座でも購入できるのが、SMBC日興証券のおすすめポイントだ。
100円単位で購入できるという点は、120万円というNISAの非課税枠を余すところなく使い切るにも、分散投資してリスクマネジメントするにも有効に働くだろう。
投信積立でdポイントが貯まる!
2021年6月1日より、「投信つみたてプラン」お取引特典がリニューアルした。
「投信つみたてプラン」での積立金額に応じて毎月dポイントをプレゼントしてくれる。毎月の積立金額が10,000円未満の場合3ポイント、10,000円以上の場合は10,000円ごとに3ポイントプレゼントと積立運用しながらポイントも貯められる。
SMBC日興証券の口コミ・評判
ナイトさん
★★★★☆
私はSMBC日興証券でつみたて投資を行っていますが、選べる銘柄がたくさんあり、100円単位の金額で投資できるから、おつりなどを活用しています。基本的に長期投資にはなるものの、リスクが低い点が安心できます。高齢になった時に、この投資が役立つかも知れませんし、ひょっとしたら数年後の旅行代になるかも知れませんが、こつこつ続けるには便利だと感じました。
茂さん
★★★★★
SMBC日興証券の総合コースで開設したのですが、現時点でネット証券会社が多くある中、歴史があるSMBC日興証券は投資初心者としては大変安心でした。口座開設申し込みはもちろん、NISAや取引のアドバイスを直接近くの支店でも対応していただく事ができました。但しネット証券に比べて対面は手数料が高いところがネックだと感じました。
ttssさん
★★★★★
SMBC日興証券のホームページは情報量が多くどこを見ればいいのかがわからず困っていました。「NISA」でいろいろな設定をしたくても、理解できないので、サポートセンターに問い合わせたら、オペレーターが画面を一緒に確認して細かく解説してくれたので設定できました。
SBIネオトレード証券
-
成長投資枠 手数料 無料 投資信託銘柄数 25 IPO投資 ○ ポイント投資 ○ つみたて投資枠 使えるポイント Vポイント/Tポイント/Pontaポイント 貯まるポイント Vポイント/Tポイント/Pontaポイント/dポイント/JALのマイル クレカ積立還元率 - 投信残高ポイント還元率 - 最低積立金額 100円 銘柄数 11
SBIネオトレード証券のおすすめポイント
通常口座でも取引するなら!
SBIネオトレード証券は、創業から70年と歴史も古く、手数料も業界No.1水準で安い。本記事でも1位と2位にランクインしているSBI証券、楽天証券と同等で取引ができる。
NISA運用しかしない、株式投資初心者にはそれほどメリットはないが、NISAをきっかけに長期的に運用したいのであれば、手数料が安いSBIネオトレード証券は検討をおすすめしたい。
SBIネオトレード証券の口コミ・評判
たかやさん
★★★★☆
元々SBIネオトレード証券はNISA口座で使っていたのですが、最近では非課税枠を超えて取引しています。NISA口座の恩恵はあまりありませんでしたが、SBIネオトレード証券は現物取引も信用取引も手数料が非常に安いので、その点は口座を開設してみて良かったと思います。
リョウさん
★★★☆☆
自分が使ってみて感じたのは、SBIネオトレード証券のNISA口座はあまりメリットがないなということでした。特に株初心者にはあまりおすすめではないです。今はSBI証券のNISA口座に変更したのですが、やはり人気の証券会社らしく便利です。
アミさん
★★★☆☆
通常の株式については特に不満はありませんが、SBIネオトレード証券は投資信託が他の証券会社と比較すると極端に少ないのが不満点です。投資信託を考えている人にはおすすめしないです。
NISAとは?わかりやすく解説!
NISAは、投資によって得られた収益が非課税となる制度です。
2014年にスタートしたNISAは、2024年1月に制度が改正され、「新NISA」として生まれ変わりました。新NISAとはどのような特徴がある制度なのか、注意点はあるのか、詳しく解説します。
新NISAの特徴
新NISAは、2023年までの旧NISAと比較して、非課税保有限度額が拡大するほか、非課税保有期間や口座開設期間が無期限となる等、さまざまな点で変更がありました。
ここでは、新NISAの特徴や旧NISAとの変更点を解説します。
非課税保有期間が無期限化
新NISAは、非課税保有期間が無期限です。
旧NISAの非課税保有期間は、つみたてNISAで20年間、一般NISAで5年間でした。このようにこれまでは期限があったため、残りの非課税保有期間を考えながら投資をする必要がありました。
しかし、新NISAでは期限を気にする必要がなくなり、より長期間にわたって非課税となるメリットを受けられるようになりました。
口座開設期間が恒久化
新NISAは、口座開設期間が恒久化しました。わかりやすく言うと、NISA口座を開設して投資を始めなくてはいけない期限がなくなりました。
旧NISAでは、口座開設期間がつみたてNISAは2042年まで、一般NISAは2023年までと決められていました。そのため、口座開設や投資開始のタイミングが遅れると、NISAのメリットを最大限受けられなくなる可能性がありました。
しかし、期間が恒久化したことで、投資を始めなくてはいけない期限を意識することなく、好きなタイミングで始められるようになりました。
つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能
新NISAは、つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能です。
旧NISAでは、「つみたてNISA(現在のつみたて投資枠)」と「一般NISA(現在の成長投資枠)」との2種類の枠があり、どちらかを選択する必要がありましたが、新NISA制度では、2つの枠を併用が可能になりました。
そのため、つみたて投資枠で長期の積立投資を行いつつ、ある程度まとまった資金を成長投資枠で運用する等、検討できる投資戦略の幅が広がりました。
非課税保有限度額と年間投資額が拡大
新NISAは、非課税保有限度額と年間投資額が拡大しました。
旧NISAでは、つみたてNISAは年間最大投資額40万円×最長20年間で最大800万円、一般NISAは年間最大投資額120万円×最長5年間で最大600万円が、非課税保有限度額として設定されていました。
それに対して、新NISAの非課税保有限度額は、つみたて投資枠は600万円(年間最大投資額は120万円に拡大)、成長投資枠が1,200万円(年間最大投資額は240万円に拡大)で最大1,800万円に拡大しました。そのため、より多くの資産を投資・運用できるようになりました。
非課税投資枠の再利用ができる
新NISAは、非課税投資枠の再利用ができます。
旧NISAでは、保有している投資信託や株を売却しても非課税投資枠の再利用はできませんでした。しかし、新NISAでは、保有している投資信託や株を売却した場合、売却した翌年に非課税保有枠を再利用できるようになりました。
非課税投資枠の再利用が可能になったことで、たとえば一時的資金が必要になった際に一部商品を売却して資金を確保したり、資産運用内容を細かく調整しながら柔軟な運用をするといったことが可能になりました。
新NISAの注意点
新NISAの注意点を解説します。旧NISAと比較してメリットが増えた新NISA制度ですが、注意しなくてはいけない点もあります。
新NISAは、注意点をしっかりと理解した上で始めましょう。
損益通算ができない
新NISAでは、旧NISA同様に損益通算ができません。
損益通算とは、同一年分の利益と損失を相殺することです。証券会社の一般口座や特定口座では、株式等の投資を行って利益(譲渡益や配当等)が出た場合は約20%の税金がかかりますが、逆に損失が発生した場合には利益から差し引いてその分だけ税金を減らすことが可能です。
しかし、新NISAではこの損益通算が使えません。利益が出れば非課税となるメリットを生かせる一方で、損失が出た際にはデメリットのみとなります。新NISAは、収益がトータルでプラスになるように慎重に投資先を検討しましょう。
元本割れのリスクがある
新NISAには、通常の投資と同じく元本割れのリスクがあります。
元本割れとは、金融商品の価格が下落し、当初投資に充てた資金額を下回ることです。新NISA制度の対象商品である株式や投資信託は元本保証がないため、元本が割れが起きるリスクがあることは十分に理解しておきましょう。新NISAは、万が一損失が出た場合でも生活への影響が少なくなるように、必ず余裕資金を使って投資するようにしてください。
旧制度の一般NISAで投資できていた一部のファンドが対象外
新NISAでは、2023年までの一般NISAで投資できていた一部のファンドが対象外になりました。新NISAで対象外のファンドは、以下の通りです。
- 整理・監理銘柄
- デリバティブ取引を用いた一定の投資信託
- 毎月分配型の投資信託
- 信託期間20年未満の投資信託
新NISAでは、旧NISAで対象となっていた「毎月分配型の投資信託」と「信託期間20年未満の投資信託」が対象外となり、投資先の選択肢が減りました。
ただし、これらの商品は金融庁が、長期保有による継続的な資産形成に適していないと判断した結果対象外となったため、より安心して資産形成ができるようになったと捉えることもできるでしょう。
新NISAの口座は複数開設できる?
新NISAの口座は、これまでの旧NISAと同じく複数の証券会社で開設することはできません。成長投資枠とつみたて投資枠を別の会社で運用したいと考える方もいるかと思いますが、できないため注意してください。新NISA口座の口座は一つしかできません。慎重に検討して決めましょう。
新NISAは証券会社と銀行どっちがいい?取扱本数や手数料などを比較!
新NISAは、銀行と比較して取扱商品が多く、投資の自由度が高い証券会社で始めるのがおすすめです。証券会社の中でも、手数料が非常に安く設定されたネット証券を選ぶのがよいでしょう。
新NISAの口座開設はネット証券がおすすめな理由を解説します。
投資信託の取扱本数が多い
ネット証券は、銀行と比べて投資信託の取扱本数が多いというメリットがあります。実際にネット証券と銀行の取扱本数を比較すると、いかにネット証券が充実しているかがわかるでしょう。
■ネット証券と銀行の投資信託の取扱本数
ネット証券 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
---|---|---|
SBI証券 | 210本 | 1,115本 |
楽天証券 | 204本 | 1,110本 |
マネックス証券 | 202本 | 1,075本 |
松井証券 | 213本 | 1,021本 |
auカブコム証券 | 210本 | 944本 |
銀行 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 24本 | 337本 |
三井住友銀行 | 4本 | 82本 |
みずほ銀行 | 14本 | 110本 |
ゆうちょ銀行 | 15本 | 56本 |
幅広い選択肢の中から選びたい、投資目的やリスク許容度に合った投資信託を吟味してNISAを始めたと考えている方には、ネット証券がおすすめです。
株の取引が行える
ネット証券は、NISA口座で株の取引が行えます。一方で、銀行は元々株式を取扱っていないため、NISA口座を開設しても投資信託しか取引ができません。
株式への投資を検討している方は、ネット証券で口座を開設しましょう。
■ネット証券と銀行の株式の取扱
ネット証券 | 株式の取扱 |
---|---|
SBI証券 | ◯ |
楽天証券 | ◯ |
マネックス証券 | ◯ |
松井証券 | ◯ |
auカブコム証券 | ◯ |
銀行 | 株式の取扱 |
---|---|
三菱UFJ銀行 | ✕ |
三井住友銀行 | ✕ |
みずほ銀行 | ✕ |
ゆうちょ銀行 | ✕ |
設定できる積立金額の自由度が高く、少額からでも始められる
ネット証券は銀行と比較して、積立投資で設定できる積立金額の自由度が高く、少額からでも始められます。銀行は最低積立金額が1,000円以上に設定されている会社が多いですが、ネット証券であれば100円から1円単位で積立が可能です。
いきなり大きな資金を投資するのが不安で少額から始めたいという方は、最低積立金額の低いネット証券で口座を開設しましょう。
■ネット証券と銀行の積立金額の違い
ネット証券 | 最低積立金額と単位 |
---|---|
SBI証券 | 100円以上/1円単位 |
楽天証券 | 100円以上/1円単位 |
マネックス証券 | 100円以上/1円単位 |
松井証券 | 100円以上/1円単位 |
auカブコム証券 | 100円以上/1円単位 |
銀行 | 最低積立金額と単位 |
---|---|
三菱UFJ銀行 | 1,000円以上/1円単位 |
三井住友銀行 | 10,000円以上/10,000円単位 |
みずほ銀行 | 1,000円以上/1,000円単位 |
ゆうちょ銀行 | 1,000円以上/1,000円単位 |
積立頻度の選択肢が広い
ネット証券は、銀行と比較して積立頻度の選択肢が広いのも特徴です。銀行は「毎月積立」が一般的ですが、ネット証券は「毎週積立」や「毎日積立」を選べる会社もあります。
一般的に長期投資の場合、積立頻度の違いは最終的なリターンに影響がないと言われていますが、毎日少しずつ投資するほうが合っていると思う方は、ネット証券を選ぶとよいでしょう。
■ネット証券と銀行の積立金額の違い
ネット証券 | 積立頻度(毎月/毎週/毎日) |
---|---|
SBI証券 | 毎月/毎週/毎日 |
楽天証券 | 毎月/毎日 |
マネックス証券 | 毎月/毎日 |
松井証券 | 毎月/毎日 |
auカブコム証券 | 毎月 |
銀行 | 積立頻度(毎月/毎週/毎日) |
---|---|
三菱UFJ銀行 | 毎月 |
三井住友銀行 | 毎月 |
みずほ銀行 | 毎月 |
ゆうちょ銀行 | 毎月 |
ポイントサービスが充実している
ネット証券は、ポイントサービスが充実しているのも強みです。特にクレジットカードで投資信託の積立金額を決済する「クレカ積立」は、毎月ポイントが貯まっていく非常にお得なサービスです。
銀行ではクレカ積立ができないため、積立投資をしながらお得にポイントも貯めたい方は必ずネット証券で口座開設しましょう。
■ネット証券と銀行のクレカ積立の対応可否と貯まるポイント
ネット証券 | クレカ積立の対応可否と貯まるポイント |
---|---|
SBI証券 | クレカ積立の対応:◯(東急カード等) 貯まるポイント:◯(TOKYU POINT) |
楽天証券 | クレカ積立の対応:◯(楽天カード) 貯まるポイント:◯(楽天ポイント) |
マネックス証券 | クレカ積立の対応:◯(マネックスカード) 貯まるポイント:◯(マネックスポイント) |
松井証券 | クレカ積立の対応:✕ 貯まるポイント:✕ |
auカブコム証券 | クレカ積立の対応:◯(au PAYカード) 貯まるポイント:◯(Pontaポイント) |
銀行 | クレカ積立の対応可否と貯まるポイント |
---|---|
三菱UFJ銀行 | クレカ積立の対応:× 貯まるポイント:× |
三井住友銀行 | クレカ積立の対応:× 貯まるポイント:× |
みずほ銀行 | クレカ積立の対応:× 貯まるポイント:× |
ゆうちょ銀行 | クレカ積立の対応:× 貯まるポイント:× |
最後に、新NISAに関するQ&Aをまとめました。
- NISAは何が非課税になるの?
- 購入した金融商品よって得た利益に対する税金が非課税になります。株式や投資信託の売買による利益だけでなく、配当や分配金が得られた場合についても非課税になります。
- 「成長投資枠」と「つみたて投資枠」って何が違うの?
- 「投資対象」や「投資上限額」が異なります。「成長投資枠」は個別企業の株式にも投資できますが、「つみたて投資枠」では金融庁が厳選した「投資信託・ETF」のみが投資対象です。
- NISAで損をしない投資はできますか?
- 「つみたてNISA」には元本を保証する商品はないため、必ず損をしないということはありません。ですが非課税期間は最長20年間ですので、長期間運用することや少額で積立を続けることで損をするリスクを減らすことができます。
- NISAを始めるのに必要な書類は?
- おおむねマイナンバーと本人確認書類の二つが必要になります。
- 「NISA」と「iDeCo」どっちがお得なのかわからない
-
「NISA」も「iDeCo」も運用益が全額非課税という点は共通ですが、「iDeCo」の場合はそれに加えて、掛金が全額所得控除となるので所得税・住民税を減らせるため節税のメリットが大きいと言えます。
- 現在すでに「iDeCo」を利用中です。「iDeCo」の掛金を減額して「NISA」も始めたほうがいいでしょうか?
- どちらも併用することで、老後資金を作りながら万が一のときに「NISA」を利用してお金を引き出す事ができるようになります。
- 投資信託・上場投資信託(ETF)って何?
- 投資信託とは、「投資家から集めたお金を専門家が運用して、利益を投資家の投資額に応じて分配する金融商品」です。
上場投資信託とは、投資信託の一種ですが、取引所に上場しているため、個別の株式と同じように、証券会社を通じて取引所で売買することができます。
- 2024年から始まる「新NISA」とはなんですか?
- 新NISAとは、2024年から始まるNISA制度の改定版です。従来のNISAと比べて、以下の特徴があります。
非課税保有期間が無期限化
口座開設期間が恒久化
つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能
年間投資枠の拡大
これらの特徴により、長期的な資産形成をより有利に行うことができます。
- 新NISAでおすすめの証券会社はどこですか?
- 新NISAではSBI証券がおすすめです。ポイント投資の対象ポイントがTポイントやPontaポイントと多く、東急カードを使ってクレカ積立を行うとポイントが最大で3%還元されるなどポイント投資に強い点がおすすめです。
菅田芳恵氏
証券会社、銀行、生保、コンサルティング会社勤務後、独立開業。49歳から2年間で7つの資格を取得。
■保有資格:CFP(日本FP協会上級FP資格)、証券外務員1種資格、DCプランナー(確定拠出年金アドバイザー)、社会保険労務士